マンション経営をしていくにあたり、様々な支出と経費がかかり、そうしたものをひっくるめて維持費、ランニングコストと呼ばれています。
どうしても収入の方ばかりを意識しがちですが、実際のところは維持費、ランニングコストをしっかりと吟味していくということが大事になります。
維持費には様々なものが含まれていますが、まず必要なのは建物の火災保険などの保険料、修理費などです。
マンション経営のリスクには主に火災などの災害があります。
万が一、火災に巻き込まれれば、その負担はかなりのものになってしまいます。
そのためにも災害保険などに加入することが必須です。
火災保険だけであれば地震の際にはカバーできないため、注意が必要です。
修理費はかなりの金額がかかるため、賃料の一部として修繕費を徴収するマンションも多く存在します。
次に管理会社に支払う管理料です。
入居者の管理だけでなく清掃業務など、管理会社が基本的には行います。
他にも家賃の振込チェックなども行ってくれるため、欠かせない存在です。
もちろん、自分たちで行うことも可能ですが、色々と大変なことも多く、マンション経営をしている多くの人は管理会社に任せています。
管理人を置く場合にはその人件費なども必要になってくるため、管理会社に任せるのか、それとも管理人を配置するかはオーナー次第です。
他にも、マンション経営を始める際に借りたローンの返済や固定資産税や所得税、住民税なども別途必要になり、それらをすべて支払って手元にお金を残すようにするためには高い入居率、そして、住民の満足度を高めておくことが求められます。
迅速なトラブルの解決、クレーム処理などは管理会社が一手に引き受けますが、自分たちでやる場合にはそれらを引き受けなければなりません。
家賃の5%ほどが管理料としての支払いの相場となっています。
マンション経営において毎月様々な項目のお金が発生し、どれも必要不可欠であることがわかります。