飲食業界やテーマパーク業界などにもある通り、不動産業界にも繁忙期と閑散期があります。ここでお伝えしたいのは、いかに閑散期で踏ん張るかというところになってきます。
まず始めに繁忙期とはどの時期なのかをご紹介したいと思います。だいたいですが、10月から3月の間が繁忙期と呼ばれています。就職や転勤、就学などにより新居を探す人が多くなるのがこの時期になってきます。特に1~3月は需要が急激に上がるので、情報をあげた瞬間に契約が成立する、そういったこともあります。しかしこれは主にシングル(単身)で住むところを探している人がメインになってきます。
新婚さんやファミリーの方は4月以降に動き始めます。6月くらいが主にピークに達します。ここで焦らないでいただきたいのは、その時期に売れなかったといって急激に家賃を下げるということです。大家さんの中にはかなり思い切った値段で出す人もいます。
しかしそれで売れても結果的にはむしろマイナスである、そういった事態にもなってしまいかねないのでくれぐれも気を付けてください。
では逆に閑散期とはいつなのでしょうか。
それは梅雨明けから9月に入るくらいまでです。ここではびっくりするくらい物件が動きません。もちろんその土地やまわりの状況、経済状況によってもこの時期に多くの物件が動いたりすることもあります。しかしそのような年はあまりありません。
そのためもし空室があるようであれば、この時期に物件の美化や室内の内装を変える、そして次の繁忙期に備えるといった方法も一つの手になってきます。結果的に値段を下げることなく、(むしろ美化した結果挙げることも出来る)将来においてプラスに働くことがあります。
重要になってくるのは「対策」です。
あなたの物件をより有意義に収入を見込めるようにしっかりと対策を立てておきましょう。
そうすれば繁忙期であっても、閑散期であっても落ち着いてやるべきことだけをできるでしょう。