一棟のアパートや分譲マンションの一室などの賃貸物件を経営していくためには、物件を用意するだけでなく管理もしていかなくてはなりません。
入居者が入れば家賃の管理も必要になりますし、物件に不具合が出た場合はクレームへの対応も行うことになります。
賃貸物件の所有者である大家さんが全ての管理を行うケースもありますが、大家さんの多くが管理会社に物件の管理を任せています。
管理を依頼すれば当然管理料が発生するので、これから賃貸経営を始める計画を立てている方は管理料について確認しておくといいでしょう。
大家さんと不動産管理会社の間で管理委託を結ぶと、家賃の集金管理から入居中のトラブルまですべてをお任せすることができるようになります。
入居者からのクレームも全て管理会社を通して入ってくるようになり、大家さんと管理会社が協議しながら対応を決めていきます。
万一入居者が家賃を滞納した場合でも大家さんが直接催促しに行く必要がなく、管理会社や保証会社が連携しながら家賃の集金を行うことになるので大家さんの手元に家賃が入ってこないというリスクは避けられます。
管理会社には賃貸物件管理のエキスパートが控えているので、さまざまなトラブルに対応できることも管理会社を利用することの大きなメリットです。
賃貸物件の大家さんは賃貸経営以外に仕事をしている方も多いので、管理会社に任せてしまえば自分の仕事に支障をきたすこともないでしょう。
管理料は賃料の3〜5％程度を支払い、差し引いた分を家賃収入として受け取ることができます。
アパートの鍵などの管理を大家さんが行う場合は最初の家賃何か月分だけ変わってくることもあるので、管理会社と相談しながら管理の仕方を決めるといいでしょう。
賃貸経営を成功させるためには初めの物件選びが重要になってきます。
新築で建てる方法と中古の物件を購入する方法がありますが、利回りを考えながら長期的に安定した収入が見込める物件を選びましょう。
