賃貸経営をしていく際に大事なことは、空き室を出さず、常に満室の状態を維持していくことです。
そうすることで安定した家賃収入となり、ローンの返済などにつなげていくことができます。
では、満室の状態をいかに維持していくかですが、立地の良い土地で賃貸経営を行うということに尽きます。
立地の良い土地といっても色々あり、例えば駅の近く、公共交通機関の近く、大学などの近くや工場の近くといったところが挙げられます。
今はこれらがなかったとしても、工場が新たに出来たり、大学のキャンパスが新設されたりすることで急に需要が増えるということもあります。
もちろん、その逆もあるため、常に周辺の状況を確認しておくということが大切であり、新たに始める場合でもこうしたことに注意が必要です。
次に考えるべきことは、ローンを借りすぎないということです。
自己資金が少なくてもローンさえ組めば賃貸経営は可能です。
しかし、それだけのローンを組めば返済に四苦八苦するばかりか、万が一空き室が続いた場合、その返済が大変になり、首を絞めることになります。
借入割合は40パーセントにすることが求められ、少しでも自己資金を積み重ねておくことで、何らかの理由で賃貸経営から身を引くことになり、部屋などを売ることになったとしても、ローンだけが残ってしまう展開を避けることができます。
最後に、良い賃貸管理会社を選ぶということが重要です。
賃貸管理会社は家賃の回収や入室募集、トラブルの窓口など様々なことをやってくれます。
最近では家賃保証というものをサービスとして導入している賃貸管理会社も増えています。
中には、そのコストを軽視し、自分ですべてをやろうとする人がいますが、何らかのトラブルになった際、その折衝などを自らがしなくてはならなくなり、大変です。
賃貸経営で成功するポイントは、なるべく労力をかけず、任せるべきところは任せ、かけるべきコストはかけるところにあります。
